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永代使用/永代管理/永代供養の違い

用語解説

お墓に関する用語解説

混同しやすい用語:1.永代使用 2.永代管理 3.永代供養

 

1.永代使用について

お墓の契約の場合、通常は墓所と墓石の2つの契約があります。

墓所を契約した場合、その場所にお墓を建てることができます。霊園によっては何年以内に墓石工事をしなければならいなどの期限が設けられている場合があります。

永代使用とは墓所を永代に渡ってずっと利用できる権利です。

霊園や墓所によっては永代に渡って使用するためには条件が設けられています。

ex1.当初から使用期限が設けられている場合

ex2.管理費がある場合、管理費が未納になった場合

 

各霊園やお寺によって契約内容に違いがあります。

確認が必要です。

 

用語解説

お墓に関する用語解説

混同しやすい用語:2.永代管理

 

2.永代管理とは、

一般的に民間霊園、納骨堂などでは、年一回管理費が必要です。

その管理費の一括払いが永代管理です。

永代管理にすると、その後の管理費の支払いは無くなります。

 

なお、通常この管理費は個々のお墓や納骨堂を管理するための費用ではなく、霊園や納骨堂の光熱費等の維持管理に充てられます。

 

用語解説

お墓に関する用語解説

混同しやすい用語:3.永代供養

 

3.永代供養とは、跡継ぎがいないなど供養をしてくれる人がいない方に代わって、寺院や霊園が供養を依頼することを指します。

永代管理と混同されるケースが多いですが、永代供養とはお寺などによるご供養のことです。

霊園や納骨堂によっては埋葬方法などと記載されていることもありますが、管理や埋葬とは違います。埋葬されているのはどこであっても、散骨であっても永代供養していただけるお寺もあります。


永代供養は必要なのか?

お墓や納骨堂を探していらっしゃる方が、気にされることが多いのが、「永代供養」についてです。

「うちは跡継ぎがいないので」

「子供たちに迷惑をかけたくないから」

 

上記に書いたように、永代供養とは、跡継ぎがいない方やいても任せられないかたや任せたくない方が、寺院に対して将来の供養を一切お願いすることです。

その内容は、寺院によって異なります。年1回の合同供養もあれば、祥月命日に戒名法名を読み上げてご供養するとこもあります。一周忌や三回忌の年忌法要が含まれているわけではありません。

 

永代供養するということは、将来に渡って寺院との付き合いが発生することであり、宗旨宗派も関わってきます。

それなのに、檀家としての寺院との付き合いはしたくないけど、無宗教だけど、永代供養をお願いするということと矛盾があります。

 

特定の宗旨宗派への信仰はなく無宗教で葬儀を上げ、今後も特に年忌法要などを行うつもりもない方は、永代供養する必要はないのです。

 

でも、永代供養を気にされる理由は、

現在においての無宗教と言ってる方は、ある意味日本人的で、正月には神社に初詣に行き、結婚式は教会で行い、クリスマスを単にイベントとして捉えてるからなのでしょう。

 

葬儀は儀式。僧侶の読経が必要とは思わないが、焼香はしたい、というように。


では、永代供養しなければどうなるのでしょうか?

一般的な民間の霊園や納骨堂の場合、お墓や納骨堂の契約後、施設に維持管理費が必要になってきます。寺院の場合は護持費という名目の場合もあります。

 

将来的にこの管理費が滞った場合は、一定の猶予期間の後にお墓納骨壇の契約は解除されることになります。契約解除された後は、今まで使っていた墓地や納骨壇は使用できなくなります。その時に納骨されていた遺骨はどうなるのでしょう?

墓埋法の無縁改葬手続きの上、各霊園納骨堂の無縁墓地に埋葬されることになります。

無縁改葬される場合や合葬墓を契約の際には、「遺骨の継承者は管理者にある」という規定があります。

 

では全ての墓地や納骨堂に無縁仏を納める無縁墓はあるのでしょうか。無縁仏の方だけを納めるお墓がある割合は圧倒的に少ないと想定されます。何故なら、継承者がいなく無縁になった方から、無縁墓に納める費用を請求することができないからです。新たな収入源を生まないお墓にお金をかめていられないのが本音です。

 

例えば、札幌市の合同納骨塚の場合は、永代供養は付いていない合葬墓ですが、1体9,100円で納骨を受けていますが、札幌市の無縁仏や行旅死亡人も同じく納める場所になります。

 

極論ですが、合葬墓に納骨するということは、遺骨の継承権を放棄するということなのです。

永代供養するということは、跡継ぎには任せておけないので、遺骨の所有権も供養も後のことはマルっとお願いしますってことなのです。

 

現在、お寺さんとの付き合いも希薄になってきて、毎月の月命日にお寺さんのお参りをしている人も少なくなってきています。年忌法要は、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌・・・と五十回忌まで全九回の法要を行っている人は限られているでしょう。

永代供養の中に、年忌法要が含まれていないなら、永代供養を依頼してても年忌法要をすることになります。

永代供養は必要なのでしょうか?

一般的に求められているのは、永代供養より永代管理ではないでしょうか?

 

お参りに行けるお墓や納骨壇がずっとそこにあって、荒れ果てることなく、お参りに行けるときにお参りに行って、そのとき僧侶の読経を依頼すればいいのではないでしょうか。

毎年の管理費の支払いが必要な墓地や納骨堂の場合は、無縁判定基準の中にお参りに来ているかどうかは関係ありません。納骨後、数十年にも渡って一度もお参りに来た様子がなくとも、管理費さえ納められていたら無縁判断にはなりません。

 

永代供養料として何十万も払うなら、年間の管理費を相当期間まとめて払うことによって確実にその期間はお墓納骨堂は存在することになります。

墓地も納骨堂もそれぞれ自治体の経営許可が必要です。

墓地とは、遺骨を埋蔵するところです。つまり火葬された焼骨を土に埋める行為を言います。

納骨堂とは、遺骨を収蔵するところです。つまり、遺骨を納めて置く行為です。墓地と納骨堂では許可基準が異なります。

現在、既に墓地としての経営許可を受けているところで新たに合葬墓をつくることは容易でしょうが、納骨堂の経営許可しか持たないところで、新たに合葬墓を作るには、新たに墓地経営許可が必要になってきます。

 

ここから言えることは、現在納骨堂許可を得ているところでは、無縁仏を納める合葬墓を作ることは難しいのです。

行き場所がない無縁仏の遺骨が施設内の片隅で埃を被ったまま放置されている光景を見ることがあります。

 

納骨堂の管理者側にとっても、無縁にはしたくないのが本音と言えるでしょう。