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自然葬の種類

自然回帰としての自然葬の種類は大きく以下の2タイプに分けられます。

 

① お墓ではないタイプ

など

 

② お墓タイプ

など


① お墓ではないタイプ

散骨

 

自然葬というとまずイメージされるのが散骨だと思います。自然葬の中でも最も普及しているのが散骨、中でも「海洋散骨」でしょう。

 

散骨に関する法的解釈は別の機会にするとしますが、

現在は海洋散骨業者も多数あり、全国各地で行われています。

 

海洋散骨は、船をチャーターして海水浴場から離れ漁業者にも邪魔にならないところで行います。

散骨方法として大きく分けて「個人散骨」「合同散骨」「委託散骨」の3パターンあります。

「個人散骨」とは、一家族で一隻の船をチャーターして行う散骨です。

「合同散骨」とは、2から3家族合同で船をチャーターして行う散骨です。

「委託散骨」とは、自分たちは船に同乗せず、他の方の遺灰とともに一緒に業者に散骨してもらう方法です。

金額的には、「個人散骨」が一番高く、「委託散骨」が一番安価です。

 

海洋散骨する場所

備考

公海で散骨

×

200海里って370km

業者に依頼して近海で散骨

一番安心だけど料金はかかります。

砂浜や岩場で散骨

一番安価で済むけど民事トラブル注意。

海水浴場

×

絶対ダメ。

橋の上から散骨

×

絶対ダメ。

防波堤の先端から散骨

一番安価で済むけど民事トラブル注意。

自力ボートで散骨

×

危険!

漁船に載せてもらって散骨

数万円で連れて行ってくれます。

フェリーに乗って散骨

他のお客さんに見つかるとトラブルに発展。

養殖場で散骨

×

養殖業者に訴えられる可能性もあります。

 

北海道の主な散骨業者

 

フェニックス

【直葬プラン 有】

札幌市 札幌近海、小樽近海に船舶からの海洋散骨を請け負う散骨業者。日本海洋散骨協会会員。自社船。

小樽沖5海里内 所要時間1時間~1時間30

150,000

日本海葬

札幌市 小樽、函館を中心に知床、室蘭など北海道全域での海洋散骨を請け負う散骨業者。

散骨場所は陸地から5km以上離れた漁上・釣場・海上交通の要所以外の5海里内の海上

130,000円から

to nature

石狩市 樹木散骨も行う

180,000

セレモニーきょうどう

【葬祭業者】

札幌市白石区北郷87丁目

200,000

NK北海道

納棺協会。自社船。

189,000

 

 

次に「樹木散骨」

樹木葬と混同しがちですが、樹木葬とは、墓地として許可を得ている場所に、樹木を墓標として遺骨を埋蔵する葬送です。

対して、樹木散骨とは、遺骨を埋蔵するわけではないため、墓埋法にも抵触しないという解釈で、山林に遺灰を埋めることなく、撒くものです。

現在、北海道では石狩市の業者が行っているようですが、近隣住民の理解を得ることの難しさなどから石狩市議会で問題視された経緯もあり、現在のところ実態は不明です。

 

「空中散骨」

ヘリコプターや小型飛行機で外洋上空に出て、空から故人の遺灰を撒く葬送です。 この場合、故人の故郷やご自宅、あるいは職場や思い出の地の上空を旋回し、それから外洋に出てお別れするといったことも可能になります。


バルーン宇宙葬

 

栃木県宇都宮市の会社が出かける葬送で、大きなバルーンの中に遺灰を入れ、高度30kmから40kmの成層圏までバルーンを打ち上げます。

成層圏に到達すると気圧の関係でバルーンは破裂し遺灰が大空に撒かれるものです。

 

宇宙葬

 

ロケットや人工衛星に少量の遺灰のカプセルを乗せ、宇宙で放たれるものです。厳密にいうと、遺灰が宇宙で撒かれるものではありません。

 


0葬

 

火葬場で遺骨を受け取らず遺骨は全て火葬してしまう、ある意味究極の自然葬と言えます。

ただ、0葬が可能なのは一部の火葬場のみで、札幌市では行っておりません。


自然葬を行う場合、最も気を付けなければならないのが近隣への配慮・マナーです。

遺骨は、それと分からないように細かく粉骨する必要があります。

粉骨のみ行う会社もございますので、ご相談ください。

 

需要の高まりとともに、近隣地域住民への配慮が最も重要です。

遺灰の極一部を、思い出の地である海や山、自宅の庭に撒くなど、どのような形であれ故人が望んだことを叶えてあげたいと思うのが家族の想いなのかもしれません。

 

一方で、隣の家の庭が墓地になったと捉える人もいるかもしれません。海水浴や釣り、登山に行くところが他人のお墓になった思う人もいるかもしれません。

全ての人が自然葬に理解がるわけではなく、どこで行ってもいいわけではないことを理解しておく必要があります。

② お墓タイプ

樹木葬

札幌樹木葬ナビ

  

墓地として許可を得ている霊園において、墓石ではなく樹木を墓標として、遺骨を土の中に埋蔵する葬送です。

自然葬の中では、最も遺族の理解も得られやすいものと言えます。

 

なお、樹木葬と銘打っていても、遺骨を骨壺のまま納めたり、周辺がガーデン風になっているだけで墓地部分は墓石を使ってものなど、様々な形態があります。

 

札幌市内の樹木葬

真駒内滝野霊園「樹木葬さくらガーデン」

藤野聖山園「四樹彩」

札幌近郊の樹木葬

ばらと霊園「八十八ヶ所桜葬」

北海道中央霊園「樹木葬」

北の杜共和縁

ガーデニング型納骨堂

札幌もなみふれあいパーク「樹木葬タイプ ダイアナ」

 

土葬

 

土葬も自然回帰という意味で自然葬に含まれると考えます。

ただ、日本ではほぼ100%火葬です。

土葬を法的に禁止されているわけではありませんが、条例で禁止している自治体もあり、その他衛生的配慮から土葬できる墓地は限られています。

 

宗教的理由から火葬ではなく、土葬を希望する方は、葬儀からシステムが異なってきます。事前に相談することが必要です。