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涅槃堂~業界最安値1万円納骨堂を考察してみる

1万円で納骨できる業界最安値の納骨堂として話題の「涅槃堂」を考察してみます。

納骨堂があるのが、静岡県伊東市富戸1164-7で北海道からは遠いですので、現地見学が難しいのでホームページの情報を元にします。

 

運営しているのは、宗教法人願行寺。臨済宗系単立寺院のようです。

管長は牛込覚心は、元漫画家。代表作「包丁人味平」。臨済宗寺院で出家得度して1989年に願行寺を建立。

住職は、覚演。高校時代より芸能活動をし大手児童劇団で講師を務めていました。

副住職は、覚善。元建築設計技術者。

 

みなさん別の世界から仏門に入られたようです。だから1万円納骨堂という発想ができるのでしょう。

 

↓この方です↓


1万円の納骨堂と言っていますが、実際にはこの他に、「納骨までの手数料として5,000円(税別)」がかかります。つまり、総額で10,000円+5,000円+消費税400円=15,400円になります。

 

内容は、13年間願行寺で預かり、その後合葬。

納骨後の管理費等は不要。生前申し込みも可。宗派不問。(宗旨は不問とは記載されていません。他の宗旨、神道やキリスト教でもいいのかは確認が必要です)

春秋のお彼岸、お盆、、毎月一回の供養。

※通常、宗派不問というのは、過去の宗派はどの方でも納骨可能という意味で、永代供養はそこの寺院の宗派のやり方になります。涅槃堂の場合は、臨済宗のお経でお参りするということです。

送骨納骨も可能(送料別途)。

さらに東京23区の方は無料で遺骨を引き取りしていただけます。

 

このようにホームページには記載されています。

 

毎月一回で年12回と春秋彼岸とお盆の3回を入れると、トータル年15回の供養があるということなのでしょうか。

文面から推察するに、これは合同供養だと思います。つまり、納骨されている方をまとめて合同でお参りすることで、個別に戒名などの読み上げは無さそうです。

 

「伊東市願行寺にて13年間御預りのち合葬」と記載されていますが、合葬される場所の記載がありません。願行寺ではないのでしょうか?

 

他の合葬墓でも同様に特定期間預った後に合葬するという形式がありますが、その期間が7年とか13年とか33年とかが多いです。これは7回忌、13回忌、33回忌から来ている期間だと思います。

亡くなってから、13回忌までなのか、契約後13年間なのかが曖昧なことが多いです。

 

ここ涅槃堂の場合でも、ホームページ掲載の申込書PDFによると、「納めた お骨は納骨日から十二年後に合祀墓へ移動する」という規定がありました。

「13年間」と「13回忌」と「12年後」はそれぞれ意味合いが違います。確認が必要です。

 

また「納骨後、その他の者からの異議・申立てが有った場合、 申込者が解決することとし、一度納めたお骨の返却の申し立ては一切致しません。」

通常、遺骨の所有権は葬儀の際の喪主に当たる方になりますが、この祭祀主宰者でしか納骨することができないという規定はありません。祭祀主宰者の意志に反して、納骨することも可能なのです。そういったケースの場合、後に祭祀主宰者が遺骨の返還を求めることも考えられます。

そのような遺族間のトラブルに関して「一切に関して願行寺は責任 を負わない事とします。」ということです。

この規定は、どこの合葬墓でもあると思います。合葬してしまった遺骨はもう取り出すことはできないですから。このようなトラブル回避のために数年間は合葬しない合葬墓が多いです。

ホームページを見ても、外観の画像はありますが、肝心の納骨堂や合葬墓の画像がありません。

合葬までの期間、どのような形で安置されるのか不明です。

また、前述のように合葬墓も不明です。


さて、総額15,400円に対抗できるのは、ここ札幌では札幌市合同納骨塚しかありません。

そこで両者を比較検討してみます。

  札幌市合同納骨塚 涅槃堂
価格 9,100円 15,400円
永代供養

合葬までの期間 すぐ

13年後?12年後?

資格 札幌市民

誰でも

送骨 不可