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墓じまいの「離檀料」?

 

墓じまいの「離檀料」100万円~200万円を請求する“悪徳寺”も

マネーポストWEB 2018年3月16日

 

 

記事によると、

墓じまいで改葬する場合、離檀料として100万~200万円も請求する悪徳な寺もあるとか?

離檀料の相場は10万円~50万円?

改葬先で戒名を新たに付けなければならないケースは平均40万円?

 

恐らくこんな事例もあるのでしょう。

だが、あくまでレアケースです。

 

ネット情報が蔓延すると、全国的に「そんなものなのかな~」と思ってしまうことが多いです。それは、一般の改葬する立場の方も、またお寺側も「離檀料ってそんなに請求していいんだ」となりかねないです。


自分が関わってきた経験から、墓じまいで改葬する方法を考えて行きます。

 

まずは、遺骨の行き先である引っ越し先の目途を付けておきます。

仮予約しておいてもいいですし、本契約しておいてもいいと思います。

 

次に今遺骨があるお寺に改葬したい意志をお伝えします。

この際、距離的な問題もありますが、できれば現地に足を運び直接住職にお話しした方が良いでしょう。

  1. 何故、改葬したいのか?
  2. どこに改葬するつもりなのか?
  3. 今後のお寺の付き合いをどうするのか?

伝えることはこの3点です。

1.何故、改葬したいのか?

それぞれの事情により異なりますが、例えば、「現地にお墓を守っていく人もいなくなり、お墓参りに足が遠くなりがちになっています。最近は年一回来るのもたいへんです。このままではお墓も荒れて行くことになってしまうので、今自分が住んでいる近くにお墓があれば、もっと頻繁にお参りもできると思います。」

このような理由で自宅の近くに移したい旨を伝えます。

 

2.どこに改葬するのか?

既に目途を付けている墓地があるなら、その場所を伝えます。

 

3.今後のお寺との付き合い方

つまりは、檀家としての関係をどうするのかです。今お寺がある場所と改葬先との距離の問題もありますが、住職が改葬先までお参りに行くつもりでしたら、その意思に従った方が賢明です。

「改葬先でお参りしたいただけるので、そこに頼みたい」とはその場では話さず、なるべくお寺側を尊重しましょう。

遺骨を移してもお寺との付き合いを止めるわけではないなら、離檀料ということになりません。

 

今のお寺との付き合いを止めたい場合は、改葬先の距離が遠いなどの理由から、今後は改葬先でお参りして行きたいことを伝えます。

今遺骨があるのが、お寺の境内墓地もしくは納骨堂なおか、公営墓地なのかによって、改葬手続きのやり方も異なりますが、お寺の境内墓地もしくは納骨堂の場合は、お寺側に書類の発行を依頼しなければなりません。

交渉が決裂した場合には、離檀料の前に書類も発行してもらえずに、改葬じたいが頓挫することも考えられます。



前述の記事にある「改葬先で戒名を新たに付け直さなければならないケース」とは、自身の宗派とは異なるお寺の境内墓地に改葬する場合にはあり得ます。

通常、お寺が管理する墓地や納骨堂は、そのお寺の檀家になる必要があります。宗派が違う場合は、宗派替えする必要があります。

このケースの場合は、お寺側が悪徳というより、改葬先の墓地を決める際に、宗派について確認を怠った自身の責任も否めません。

 

改葬先に限らず、新たに墓地や納骨堂を決める際には、

  • 宗派について今のままでいいのか?
  • 宗派替えする必要があるのか?
  • 今付き合いがあるお寺がお参りに来てもいいのか?
  • 宗派に合わせたお寺を紹介してもらえるのか?
  • 紹介してもらえるお寺との付き合い方は?檀家になる必要があるのか?

などを確認しておく必要があります。

お墓から納骨堂に改葬する場合、北海道では一般的に遺骨は骨壺から出してお墓に納めています。納骨堂の場合は骨壺に入れなくては納めることができません。

 

お墓からの改葬の場合、段ボール箱に入れて遺骨を持ってくる方がいますが、新たに骨壺をご用意しなければすぐには納骨できないため、予め骨壺を用意しておく必要があります。

 

石材業者に解体工事を依頼する場合は、事前に伝えておくと準備していただけます。